オガワンド、ワンダーラスト・エクイップメントの工房でもあり、その他有数の国内ガレージブランド商品を集めたショップでもある「MT.FABs(マウンテン・ファブリケーションズ 通称:ファブ)」には日々いろんな人がやって来ます。商品の実物を試しに来る人、ハイキングやギアの相談に来る人、そして、ちょっと一杯ひっかけに来る人(注:ファブは飲み屋ではありませんがお土産は大歓迎)などなど、、。みなさん各々の目的意識を持っている人が多く、こちらが刺激を貰うということも少なくありません。そんな中でも、ここ最近は特に女性のアクティブさに驚かされています。
ファブに遊びに来る 笑顔が素敵なふたりの女性。 今年の5月。ひとりは、はるかアフリカ大陸の西岸、ナミビア、ナミブ砂漠にて全7日間、250kmにおよび、自分の食料と水を背負って砂漠を移動する(走る)「サハラレース 2016」に参加。ナミビアで行われるサハラレースは今回が初めてらしく、あまり情報がない中で、見事、完走を果たします。もうひとりは現在、ヨーロッパ、フランスからスペインまでの巡礼トレイル「カミーノ・デ・サンティアゴ」(総距離800km)を歩いている真っ最中です。
海外の「ビッグレース」や「ロングトレイル」は仕事の休みや、金銭的な面など、願望はあっても実行に移すのはなかなか大変です。しかし、「このタイミングなら行けるかも?」という、その機運を呼び込んでいるのもまた、彼女たち自身です。(しかも、基本的には単独で乗り込んでいます)こういった思い切りの良さや、スピード感は、男性よりも女性の方が強い?ような気がしますし、特にこのふたりには「勢い」というか、「まっすぐさ」をとても感じました。
偶然なのか必然なのか、ふたりともオガワンドの「OWN」ユーザーで、各遠征の相棒として選んでくれました。もともとハイキング用として製作してる「OWN」ですが、軽量、シンプルなつくりなため、以前から海外遠征や旅行に使いたいという目的で購入してくれる方もけっこういます。容量の可変域が大きいので、食料、水、燃料などを現地で調達するのであれば、機内持込み可能なサイズにするのも、そう難しくはありませんし、荷物を抜けば、ぺっちゃんこになるので他のキャリーケースなどにも収納しやすいです。最近はLCC(格安航空会社)の普及で遠征的なハイキングや島旅も、より身近になってきたました。「旅」と「ハイク」をシームレスで繋げるというのは、いかにも軽快な感じがして魅力的ですね。
話は変わりますが、来月、ファブとしては初めてスライド・トークショータイプのイベントを開催します。さきほど紹介したナミブ砂漠での「サハラレース 2016」を完走した彼女をスピーカー、進行役のモデレーターとして〈Runblur〉(https://www.facebook.com/runblurgear/)千田 誠 氏を迎え、より身近な視点で「サハラレースとその前後」を振り返ります。実際に持って行った装備をはじめ、良かったこと、悪かったこと、ハプニング、そして、行く前とレースを終えた後の心境の変化など、根掘り葉掘り聞いていこうと思います。お楽しみに!(注:ファブはあまり広くないので人数に制限があります。ご興味ある方はお早めに)
【Text by OGAWAND】
この記事は2016年00月00書かれたものです。(イベントは終了しています)
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